鶏舎内の温度を適切に保てないと、鶏の飼養に影響を及ぼす可能性があります。
では季節に合わせて鶏舎内を適切な温度に保つには、どういった方法があるのでしょうか。
今回は鶏舎内を適切な温度に保つ方法をご紹介しましょう。
▼鶏舎内の適切な温度
鶏舎内の適切な温度は、目的によって異なります。
ひなを飼育する際、初めのうちは鶏舎内を32〜33℃に保ち日数とともに温度を下げていきましょう。
産卵が目的の場合は、18〜24℃が産卵しやすい温度とされています。
ブロイラーの場合は20〜26℃が適温です。
35℃を超えると、全滅する可能性があるので注意しましょう。
▼鶏舎内の温度を保つ方法
鶏は寒さには比較的強いですが、暑さに弱い傾向にあります。
そのため、暑さ対策を重点的に行うことが大切です。
■外壁や屋根に断熱材を入れる
断熱材は冷気だけでなく、熱気もシャットアウトしてくれます。
これにより鶏舎内の温度が上がりすぎたり下がりすぎたりすることを、ある程度防ぐことができるでしょう。
■屋根や壁を白くする
暑さ対策には、屋根や壁を白く塗ると効果があります。
白は日光を反射する色なので、熱が鶏舎内にこもりにくくなるのです。
■換気扇の設置
換気扇を設置し鶏舎内の空気を循環させることで、鶏舎内の温度にムラができにくくなります。
また風により、鶏舎内の温度や鶏の体温を下げる効果も期待できるでしょう。
▼まとめ
鶏舎内の温度は、産卵が目的の場合は18〜24℃に保ちましょう。
ブロイラーの場合は、20〜26℃が適温とされています。
一般的に鶏は寒さには強く暑さには弱いので、特に暑さに注意をする必要があります。
断熱材を入れたり屋根や壁を白くしたりするなどの対策を施し、鶏舎内の温度が上がりすぎないようにしましょう。